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社会保険労務士という職業

次に紹介するのは、企業の強い味方というものでしょう。どちらかといえば企業に対して労働などの仕事などに関係している業務について相談や助言といったことを行なう人たちのことを『社会保険労務士』、という風に定義することになります。社会保険労務士とは何だろう、もしくはそんな仕事があるんだ、と思っても全然おかしくないと思います。こちらの資格は国家試験として認定されており、独占的に業務を行うことが許されている仕事となっていますので、こちらに関しては知識がないと以外に知る機会がないかもしれません。それもそのはず、こちらの資格に関しては試験は難関と呼ばれており、例年の合格率に関して見れば平均して7%ほどしかないというのです。司法試験と比べたら確かにまだ高いほうだといえますが、実際に仕事して活動している人の数はそこまで極端に多いとは言えないでしょう。それもそのはずですね、どちらかといえば企業をサポートする側の人間となっていますので、会社側からすれば貴重な人材として扱われることになるのかもしれません。無論独占的に業務を行なえるということだけではなく、独立して生計を立てることもできる仕事となっているのです。

では社会保険労務士というのはどのような仕事なのだろう、そしてどうしたら資格を取得することができるのかということを調べてみましょう。

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社会保険労務士の仕事内容

社会保険労務士という仕事は、具体的には社会保険の新規加入手続きから、労働保険料の申告手続、社会保険報酬月額算定基礎届の定時申告や適切な労務管理、その他労働社会保険に関する指導、経営効率化のため、人事・労務管理全般に関する問題点の指摘・改善策などの助言を行なう、というものになります。アドバイザーかなぁと思ったのですが、仕事内容を見る限りでは確かにそうかもしれないですが企業と比較した場合にはどちらかといえば社会保険労務士という人の立場は、非常に微妙なところに位置しているなぁという風に感じました。確かに指導するという面で考えると企業側からすれば立場は上という風に捉えることも出来なくないですが、でもあくまでその指導内容には強制力というものを感じない思ったのが個人的な第一印象でした。

ですが、こちらの仕事に関してはそれなりに強制力というものを有しているのかもしれません。とにかく昨今の労働環境という問題においては何かと話題になるのが勤務時間などの関する労働環境そのものの悪化です、そういったことで悩んでいる人たちに対しても仕事を請け負うことで、企業との話し合いの場を設けて双方の利益のために出来ることはないのかという解決策を提示するなどの活動も行なっているのです。ものすごい板ばさみですね、挟まれた瞬間に胃潰瘍になりそうな思いですから、ある意味タフな精神を持っていないと直ぐに挫折してしまいそうな仕事ですね。特に最近ではこの問題は社会問題として発展していますから、今後も社会労務士としての仕事は増えていくことになりそうですね。

それ以外の社会労務士としての仕事に関しては、私たち労働者にとって一番深く関わってくることになる給与計算や、労働災害・通勤災害における申請や給付に関する事務手続きといった私たちが企業に勤めることで行なわなければならない手続きというものを行なっていただくための方々なので、あながち私達にとっても外すことの出来ない人たちですね。これは今すぐにでも知っておかないといけない仕事ですから、詳しくこの職に関しての情報を集めておいて損はないでしょう。

年々、受験者は増えています

社会保険労務士という仕事は年々その知名度を上げているといいますが、知らない人は知らないでしょう。さすがにその情報を取得するタイミングがあわないことには知ることが出来ないということもあります。情報というのはその時に入手しないと現代社会の中では直ぐに埋もれてしまいます。一つの情報を探し当てるという作業も中々億劫ですから、知らないままでいることは決して悪くないと思います。それに調べようと思えばいつでも調べられる情報でもあると思うので、そこまで情報としての質にこだわりを見せることもないと思います。

そんなことはさておき、知名度が広がっているということもあって受験する人も増加しているそうです。この資格が誕生したのは昭和44年とかなり古い時期から開催されていたのですが、開催当初こそ23,000人という人数が総受験者数となっていましたが、翌年には10,000人近く減っているという状況にあります。認知度が元低かったということもあるため、それからは毎年10,000人を超えてはいますが、その増加に関しては年々微々たるモノとなっていました。

ところが、年号が平成に変わるとその後受験者数は20,000,30,000、40,000を超えて、さらに50,000となったついには、21世紀になると昨年2012年に受験する人の数は66,000人という人数にまで膨れ上がっていきました。開催した年度と昨年を比べたら、約3倍以上の増加をしたということです。それだけ仕事として安定しているということなのかもしれませんが、毎年合格率は良くて10%を超える程度となっており、ここ数年に関しては平均して7%前後となっていますから、知名度と人気が高くても試験としてはかなり難問が勢ぞろいしているということになります。企業に関する情報を整理してそれを答えるということは、それだけ幅広い知識が求められる仕事となっているということになります。

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受験資格に関して

この社会保険労務士の資格試験を受験するためには以下の条件をクリアする必要があります。

  • 大学において学士の学位を得るのに必要な一般教養科目の修了者、または短期大学、もしくは高等専門学校を卒業したもの。または、短大以外の大学において62単位以上を習得したもの
  • 旧高等学校令による高等学校高等科、旧大学令による大学予科、もしくは旧専門学校令による専門学校を卒業し、または修了したもの
  • 司法試験第1次試験、または高等試験予備試験に合格したもの
  • 国、もしくは地方公共団体の公務員や特定独立行政法人の役員や職員としての行政事務に相当する事務に従事した期間が通算して3年以上になるもの
  • 行政書士としての資格を有しているもの
  • 社会保険労務士、もしくは社会保険労務私法人、または弁護士、あるいは弁護士法人の業務の補助の事務に従事した期間が通算で3年以上となったもの
  • 労働組合の職員として動労組合の業務に専ら従事した期間が通算して3年以上になるもの、または会社やその他の法人の役員として労務を担当した期間が3年以上になるもの
  • 労働組合の諸君、または法人などもしくは事業を営む個人の従業者として労働社会保険諸法令に関する厚生労働省令で定めている事務に従事した期間が通算して3年以上になるもの
  • 厚生労働大臣が前各号に掲げるものと同等以上の知識及び能力を有するものと認めるもの
  • 修業年限が2年以上であって、また課程の修了に必要な総授業時間数が1,700時間以上の専修学校の専門課程を修了しているもの

というような条件の内、一つで満たしていれば受験資格を得ることが出来ます。難解なものもあれば実際に実務として活動している時間を経験していれば受験することもできるということです。現場仕事として活動していた人がその後に仕事として企業にアドバイスを与える形に回りたいという風に考えている、もしくはそのまま仕事として定着させていきたいと望んでいる人がその後資格を取得することになるかもしれないということですね。

ですがこの資格を満たすことが出来ても、試験内容としては社会保険だけではなくあらゆる労働関係の法律をカバーするだけの知識を学んで吸収しておく必要があるのです。相当苦労することになると思いますが、一度資格として取得することが出来ればその後は安定的に仕事を探すことも可能だといえるでしょう。